セーターの洗い方。知っておきたい4つのポイントを解説します。
最近では、洗濯機や洗剤もかなり良くなり,
「セーターはお家で洗うもの」、と思っている方も多いのではないでしょうか。
同時に、「色が出ちゃった」、「縮んじゃった」そんな経験をした方も増えています。
そこで、セーターの洗い方について説明したいと思います。
「そんな事、知ってるわ」
そんな声が聞こえてきそうですが、まぁ、おさらいのつもりで・・・
洗う前に知ってほしいこと
ウールは冷たい水や40℃以上のお湯、急激な温度変化、そして擦られると縮んだり、フェルトのように固くなってしまいます。
メカニズムとしては、
ウールの表面は人の髪のキューティクルのようなウロコ状なもので覆われていて、
それが、ダメージをうけ絡み合うと「縮む」ということになります。
これを踏まえて、「はい、スタート」
1、洗濯表示をチェックする
「洗濯機マーク」か「手洗いマーク」なら水洗いOK、
「水洗い不可、ドライマーク」の場合は、ビーズなどの細かい装飾がなければ、洗い方に注意すれば水洗いできます。
ただし、ドライマークの中に「セキユ」とあるものは非常にデリケートなのでプロに任せた方が無難です。
2、洗う前に色落ちをチェックする
目立たない部分に洗剤を付けて5分ほど置き、白い布を当てて軽く押さえます。
「水洗い不可マーク」のセーターが色落ちしたときは、水洗いはできません。
ニットは色落ちしやすいものも多いので激しいものは、クリーニング店へ出した方が良いでしょう。
どうしても自分で洗いたい場合は、色止め剤やお酢などで色止めを行ってください。
3、失敗しない洗い方
洗剤は、エマールやアクロンなどの中性のおしゃれ着洗い用をつかってください。
(アタックなどのアルカリ洗剤をつかうと、ウールがだめになってしまいます。)
少しの擦れでも傷むので手洗いが原則です。
洗濯機を過信しすぎると失敗のもとです。
セーターが十分つかる程度の水をバケツに入れ、適量の洗剤を入れます。
5分から10分浸け置き洗いをし、襟や袖口の部分汚れはつまみ洗いをします。
注意することは、水温を洗いからすすぎまで一貫してぬるま湯程度にしてください。
熱かったり、「すすぎだけ水」というように急に水温を変化させたりすると、縮みや傷みが出やすくなります。
ネットをつかうときは、セーターを半分に畳んだサイズを使用するのが良いでしょう。
次に、すすぎ洗いです。
洗う時よりも多めの水であまり動かさないで3分程漬けおいてください。
最後に、お好みで柔軟剤に漬け込む。
4、ここが大切!脱水と干し方
脱水は、ドライコースの一番弱い所で20秒位で止めます。
イメージとしては、水が滴れない程度で良いでしょう。
(洗濯機のドライコースの脱水設定は、ちょっと時間が長いので生地折れが起こって余計なシワをつくてしまいます)
縮みが心配なら、洗った後の整形がポイントになります。
しっかり、両手でパンパンしてシワを伸ばしながら整形して下さい。
よりきちんとするなら、洗う前に採寸して、脱水後や乾燥後にその大きさに戻すようひっぱって整形します。
干すときは、普通にハンガーにかけると伸びてしまうので「平干し」で「陰干し」が基本です。
「セーター干し用ネット」があると便利ですが、なければタオル用物干し台に置いたり、お風呂の蓋にバスタオルを敷いて置
(数時間後に裏返す)などし、干したときの型崩れを防ぎます。色落ちしやすいので直射日光を避けて干しましょう。
乾いたら、スチームたっぷりだして浮かしアイロンしてください。
完成です。
うまくいったでしょうか? 簡単でしょ!
最後に
モード系などのトップブランド(シャネルやアルマーニなど)は、耐久性や洗濯性などよりもファッション性を重視していますので
お家で洗うことはおさけになった方が良いと思います。
ファッションとは、「流行」とかきます。
まさに、流れ行くものです。
「来年は、また新作買ってください」これがブランドメーカーの本音なのでしょう。
確かに、次から次と買っていけたら良いと思うけど・・・なかなかねぇ~
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