スーツの肘やヒザが「テカテカ」してきたぞ!何で?その原因と対策。
スーツのテカリの予防と対策
スーツや学生服の肘や膝がいつのまにかテカテカしているのに気づいて、
「え!なんで?」って思ったことってありませんか?
買ってあまり着てないのに何でこうなるんだろう?
そう思ったことありませんか?
今日は、その原因と対策について書いていきたいと思います。
何故、テカリがでるのでしょうか?
ウールは顕微鏡で観て見るとウロコ状(キューティクル)になっています。
新しいウールはしっかりとキューティクルが開いていますが、
汚れや摩擦でキューティクルにダメージがでたり、
すきまが汚れで埋まってしまうと生地の光の反射が多くなりテカリの原因となります。
テカリを直す方法
テカリを直す方法として一般的な方法として、
アンモニアを使用する方法があります。
市販のアンモニア水を水で10%程度に薄め、
テカリの部分に塗布またはスプレーします。
そこにあて布をし、スーツについた品質表示に基づいた適温でアイロンをあてます。
この方法はアンモニアの繊維膨張作用を利用してキューティクルを開いて、
テカリを直そうとするものです。
しかしながら、
キューティクルそのものが摩擦により磨り減ってしまっているスーツにはあまり効果がないと思われます。
テカリ対策は予防が一番です。
残念ながらテカリが直らないケースもありますので、
テカリが起きないように予防をすることが大切です。
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。
原因はキューティクルを塞いでしまうことです。
まずその要因を取り除かなくてはなりません。
キューティクルを塞ぐものは、
着用時につくホコリやちりなどの汚れです。
それを、接着剤のようにくっつけているのが、
汗などの水分です。
つまり、どうすれば良いのかというと
家に帰ったら「ブラッシング」をしっかりしてハンガーで干しておく。
そして、連続着用をさけ、
最低2日間は「休ませる」のがテカリを防ぐためにはもっとも大切だと言うことです。
<追伸>
最近はあまり見かけませんが、
昔はスーツを買えば必ずエチケットブラシが付いてあり、
スーツは連続着用はさけ、
休ましてくださいと書いていたのですが・・・。
スーツは季節毎に5着ぐらいを回して着ていくと、
連続着用したケースに比べて何倍も長持ちします。
クリーニングも忘れずに・・・。
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