テンセルは白っぽくなるのは何故?
テンセルとは
「テンセル」という商品名の素材が昨今、婦人服を中心に多く使われていますので、
みなさんも、よく見かけるようになったのではないでしょうか?
「テンセル」は、衣料品に付いてる組成表示では、
「繊維素繊維」や「リヨセル」となっていることもあります。
原料は、レーヨンなどと同じ木材パルプで肌触りが良く、
ブラウスなどにするとドレープ性が良いという特徴があります。
また、植物繊維あるという事から、綿にも似た風合いがありジーンズ調の素材としても使われ、
汎用性も高くとても優れた素材です。
独特な風合いも見逃せません。
テンセルの短所
テンセル繊維は、摩擦に弱く・一本の繊維が枝毛状態になりやすいという性質(毛羽立ち)があります。
このことを、白化〔フィブリル化〕現象といいます。
そのため、関節部分の擦れやすい箇所に注意しなければなりません。
紺など濃い色は、繊維の表面が毛羽立ち白っぽく見える様になってしまうのです。
何かこぼした時に、濡れたタオルでゴシゴシ拭くなんてもっともやってはいけません。
乾いたら、びっくり!白くなっちゃった!ってなことになってしまいます。
シミがついたら、プロにまかせるのが無難でしょう。 特に色が濃い洋服は・・・・。