コートについた自転車の油シミ

before

自転車の油シミ作業前

after

自転車の油シミ作業後

コートのすそが自転車の車輪に挟まってしまったそうです。

最近は、コートやスカート、パンツなどワイドでロングなデザインのものが流行っているせいか、このようなしみぬき依頼がとても増えています。

とても危ないので自転車に乗るときは気を付けてください。

さて、しみぬきですが、

自転車の油といっても、新しいものと自転車から付着する油とは全く違うものになります。

自転車の油には不溶性のカーボン(スス)が多く含まれますので、なかなか落ちにくいシミになってしまう場合もあります。

私の場合はオレンジオイルをファーストチョイスとしています。

たっぷり多めにシミの部分に塗布し、じっくり時間をかけ、浸透させていきます。

コートなどの場合、撥水撥油性があったり、生地の目が細かく厚手ですので、ここは焦らずじっくり溶かしだすのがコツです。

じっくり油を浮かしだしたところで、油性溶剤の染み抜きガンを使って流しだします。

自転車の車輪に挟んでいますので、繊維が傷ついていないかも注意しなければなりません。

はじめは、なんともなくても油がとれていくと、キズが顕著に現れることもあります。

今回は、とくに繊維にキズもなく、綺麗に落とすことができました。

ほっと、一安心。

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