5時間しか着てないのに、汚れを「見える化」したら、とんでもないことになっている!
6年生の家庭科の授業で面白い実験を行っているので、ご紹介したいと思います。
世界最大の教育ポータルサイトTOSSLANDの森政美さんのページを参照しています。
実験内容
朝から2人の児童に5時間目が始まるまで着てもらったTシャツに、
ニンヒドリン水溶液を噴霧し、汗や皮脂の汚れを「見える化」しています。
ちなみに、ニンヒドリンという薬品は、
タンパク質やアミノ酸のアミノ基(-NH2)と反応して、紫色の色素に変わることが知られています。
刑事ドラマなどでよく見かける鑑識が指紋とるときに使っている薬品としてよく知られています。
実験結果
before
after
たった5時間しか着てないのに驚きの結果に!
上記の写真で、紫色に変化しているのが汗や皮脂の汚れです。
見た目では汚れてはいないようでも、5時間着ただけでこんなに汚れているのです。
ほんと、びっくりですね。
「一日しか着てないから、洗わなくてもいいかな?」とよく聞かれるけど、これを観ると洗わずにはいられないですね。
とくに、直接肌に触れるインナー類やワイシャツも一日でこんな風になっていることが予想されますので、
やはり、毎日洗うべきじゃないでしょうか?
少し余談ですが、
お風呂上りに使う「バスタオル」を毎日洗わない人も多いそうですが、毎日洗った方が良いですよ。
衛生微生物研究センターの李所長の調査によると、洗いたてのタオルの菌の数が19万個だそうですが、
1日使ってそのままにしていたバスタオルは、菌の数が1700万個になってしまい、80倍から90倍に大増殖します。
ちなみに、1週間使い続けると菌の数が1億個ほどに達し、もう排水溝レベルだそうです。
一言
見た目きれいでも、やはり洗濯は大切ですね。
洗濯したてのシャツを着ると、なんだか気分までスッキリした感じしますよね。
そんな気分になるのは、私だけじゃないんじゃないでしょうか?